後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

呪いにかけられて

こんにちは、トサカです。

暑くてバテバテになってます。風も全く通らないので汗が滝のように流れ落ちています。あつー。

そんな夏を乗り切るため、家では半袖半ズボンで過ごしています。今日は服の話から始めましょう。

 

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自分の会社は私服オッケーなのですが、いつもYシャツ+ジーンズという格好で出社しています。

理由としては、Yシャツを必要以上に持っているからもというのもあるのですが、単純に服に意識を向けてないからというのが一番大きなものだと思います。

 

今自分の家にある服を振り返ってみると、高校時代から来ている服が非常に多く、よれよれのまま今も持っているものもだいぶあります。さらに、色合いや柄を考えずに日々着る服を選ぶため、服自身が持つおしゃれさが一層打ち消されてしまいます。一言で言えば、「お金をかけないから私服がダサい」んですね。

 

自分の服にかける考え方が「最低限着れればいい」というものなので、外見に対してこだわりを持つ人のことは素直にすごいと思ってしまいます。

 

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こんな自分にも一回だけ彼女ができたことがあります。驚きです。

彼女は「石原さとみになりたいガール」でした。

石原さとみのかわいい格好をオマージュしながらも、自身に最も似合う服装、髪型、アクセサリにチューンアップさせていく手際が本当に鮮やかな人でした。

 

彼女のことを好きだった理由の一つに、「ぼくの服に干渉してこない」ということがあります。

めちゃめちゃおしゃれな彼女と、服を買いすらしないぼく。きっとぼくが気づかないだけで、言いたいことはたくさんあっただろうと思います。でも、何も言わない。

アパレルショップのバイトを彼女はしていたので、その影響からかデートで他店視察に行くことがありました。その時にどういう服を着たらいいかのアドバイスはもらいましたが、その時くらいですね。外見に関することはお互い口に出さないようにしていました。

 

そんな彼女から、外見に関して「こうしてくれ」と頼まれたことがあります。

「眉毛がつながっているから剃ってくれ」と言われました。

その日家に帰ってすぐに洗面所に行くと、確かにつながっている…。短い眉毛がぽつぽつと鼻あたりまで生えていて、右と左の眉が出会っていました。

 

それまで眉毛を剃ったことがなかったぼくは、自分の眉毛がつながっていたこと、そこまで自分の顔を見られていたことを知りかなり驚いたことを覚えています。

 

それから彼女とも別れてしまいました。自分は楽しくやってるし、向こうも楽しくやってるようです。

ただ、鏡を見て、眉毛がつながっているのを見ると、彼女のことを思い出すという呪いにまだかかっています。ぼくが人として最低限の身だしなみを整えているのも、この呪いのおかげです。

 

ではでは