後藤を持ちながら

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吹奏楽から仮面ライダーまで

アップグレード《神のみそ(゛)しる》

こんにちは、トサカです。

このブログを始めたばかりの頃に、味噌汁について書いたものがあります。

avoirgoto.hatenablog.com

味噌汁。作るプロセスは簡単、お湯を沸かして出汁を取り、具とみそを入れるだけの料理です。でも、「それだけ」の手順を極めるのがすごく難しい。という旨の話を書きました。

 

これを書いてからちょうど二か月。これまでたくさんの味噌汁を作ってきました。

試行錯誤した結果、ぼくは美味しい味噌汁を作るためのある一つの結論にたどり着きました。

 

マルコメ 京懐石 650g

マルコメ 京懐石 650g

 

 

「ちょっとだけ高い味噌を買う」ことです。驚くほど味が変わります。

 

普段スーパーで見かける味噌って大体300円くらいが相場だと思いますが、この京懐石という味噌は550円くらいで買えます。

その差額は250円。お昼ご飯でラーメンを食べようと考えたときに、ギョーザセットを頼むのとだいたい同じ値段です。余談ですが、ラーメン屋さんで食べるのはぎょうざではなくギョーザと呼びたくなりませんか?なりませんか…。

 

なにはともあれ、ギョーザセットを一回我慢するだけで手に入れられるこの味噌。

ウマいです。まじでウマい。

こんな簡単に味噌汁っておいしくなるのかと肝を抜かします。実際抜かしました。

その味噌の美味しさを例えるなら、フィリップ・スパークの名曲「陽はまた昇る」におけるコントラバスのようです。

どちらも普通に味わっているだけなら絶対に認識しない「下地」でありながら、構成のシンプルさによって「下地のうまさ」が明らかになります。

 

www.youtube.com

(演奏:なにわオーケストラルウィンズ なかなか陽が昇りきらない演奏です)

 

これまで、味噌汁は普遍的な美味しさを持っていると考えていました。味噌を変えたところで、酸味や甘味などのバランスこそ変われど美味しさはそこまで変わらないものだと思っていました。

しかし、いざ自分が作る立場になると、自分で作るものに対して敏感になります。敏感になった舌で味わうと、素材ひとつで料理が大きく変わることに気づくことができました。

 

最近は中身もなるだけシンプルにし、「味噌」という下地を最高においしくいただくためにはどうすればいいかを考えています。

いまのところ、自分の考える最強の味噌汁は、豆腐とわかめのみの味噌汁です。

下準備は豆腐を切るだけ。具材による味のばらつきもない。そしてうまい。

ぜひみなさまもご賞味あれ。

 

ではでは

 

46:24