後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

第一話

こんにちは、トサカです。

ゲーム実況が好きで、たまに見ています。

てんかんの発作が起きてから自分ですることはほとんどなくなってしまいましたが、他の人がやっているところを見ていると、ゲームも捨てたものじゃない、面白いなと感じます。

 

好きなゲーム実況者の一人に「ガッチマン」という人がいます。

彼の特徴は、その淡泊さ。ホラーゲームに驚くことなく淡々と、ユーモアも交えつつ進めていくスタイルが本当に面白い。

【実況】主人公が無双すぎて怖くないゾンビゲームDEADRISING:01 - ニコニコ動画

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軽口をたたきながら、ゾンビをぼっこぼこにするさまを観ていると「ホラーゲームってなんだったっけ…」と疑問を呈したくなります。

 

彼の発言で納得したものの一つに、「動画にできるホラーゲームは、意外と限られてくる」というものがあります。

恐怖。それは「得体の知れないもの」が自身の日常に組み込まれてくることで生じる感情のことです。

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ただ、それを動画として視聴者に見せることを考えると、「得体の知れなさ」もほどほどにしなければなりません。物語中盤になるまで物語の肝になるような怪物が出てこない。それだと視聴者の忍耐が持ちません。

彼は、一話目から「どんな恐怖と戦わなければならないか」がわかるようなゲームをやった方が、視聴者を取り込みやすいとアドバイスしていました。第一話はツカミが大事ということです。

 

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現在、YouTubeクウガから鎧武までの「平成仮面ライダー」15作品の第一話、第二話が配信されています。

暇を見つけては観ていたのですが、やっぱ一番好きなのは「W」ですね。

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主人公と彼を取り巻く環境や、どんな怪人と戦わなければならないかの紹介、そしてインパクトのある戦闘シーン。これらが明確に打ち出されており、非常に観ていて楽しいです。

 

「探偵は二人で一人」というサブタイトルに本作の魅力は詰まっています。

ハードボイルドを自称するもなかなか締まらない左翔太郎と、世間知らずで謎の多いフィリップ。凸凹の二人が探偵として事件の核心に迫っていく、という王道のバディものです。

足を使って情報を集めていく「行動派」の左翔太郎と、事務所でその情報をもとに仮説を組み立てる「安楽椅子探偵」であるフィリップ。アプローチは違えど、彼らが辿り着いた答えが同じであるとわかる「マグマだ」のセリフは、いつ見ても痺れるものがあります。

 

実はこの一話、リアルタイムで観たことがあったのですが、とにかく最後のライダーキック衝撃的すぎて、ほかのシーンの印象がぶっ飛んでしまいました。

でも、改めて見直してみると、探偵物としてのくどいほどのかっこよさと、力を抜くべきところでのゆるさがいい塩梅でちりばめられています。やっぱ面白いなぁ。

 

時間のある方は、仮面ライダーの第一話を見比べて、「どう物語に没入させるか」を分析するのも面白いと思います。

 

ではでは