後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

モテたい

こんにちは、トサカです。

 

モテたい。

イケてる異性からご飯に誘われたい。

華美なパーティにお呼ばれして、気品高い異性の方とお酒を酌み交わしたい。

毎日乗る電車でいつも会釈だけする人とふとしたことで仲良くなって、三回目のご飯の帰りにこっそり手をつなぎたい。

 

モテたい。それは誰もが一度は抱く願望、欲望です。

しかし、では「モテるためにはこうすればいい」という誰にでも当てはまる最適解はこの世に存在しません。

人に限らず何かを好きになる決め手として、もちろん対象物の魅力は大きな要因ではありますが、受け手である「自分の精神状態」もそれに負けないほど大きな要因になると思います。

例えばあなたが18時間ぶっ続けで働いて疲労困憊の状態で帰路についています。あなたの顔はげっそりしており、とても人と会えるような顔ではありません。そのとき、たまに近所でお見掛けするめっちゃ美しい異性の方がアプローチをかけてきたとします。このときの反応として「素敵な人に声をかけてもらえてうれしい」と考える人もいれば、「こんな余裕ない時に声をかけないで」と思う方もいると思います。ぼくがもしこんな状況になったら(そんな勤務状況にはならないと願いたい)、たぶん人に構ってられるほど余裕がなく、即刻家に帰ると思います。かわいそうな美しい人…。

だから、「モテる」ためには自身の魅力を高めるだけでは不十分で、相手に「共犯者」となってもらわないといけないのです。ざっと「モテテク」的なサイトを見ると、やれ筋トレして男を磨けだやれ料理をして男子力を上げようだ、やれ彼の身長は追い越さないだやれ二人きりになるときはネイルを変えてみようだやれごめんなさいはちゃんと言おうねだと「自身」のことばかり。それはモテるための十分条件であって必要条件ではありません。モテるためには相手をその気にさせる、もしくは自身が相手に乗せられちゃう能力が必要です。

 

では、その共犯関係を築くためにはどのような心がけをすればいいのか。うーんわからない。

わからない時は「勉強」をするのが一番です。というわけで、今回は「結婚相談所」をテーマにしたコントをもとにそれについて探求していきましょう。

 

今回紹介するのはこちら。ラーメンズの「いろいろマン」です。

 

www.youtube.com

 

片桐仁が扮する「いろいろマン」が、結婚相手を探しに相談所へやってくるのですが、いい人が見つからないという話です。面白いから見てね。

「結婚相談所 コント」で検索すると、相談する人が突っ込みに回っていることが多いです。結婚相談所の職員の頭のねじが外れているほうが作りやすいのでしょうか。しかしそれだと「モテない人」に対する描写が少なくなってしまいます。その点このコントでは「誇大表現されたモテない人」が出てくるので非常に参考になりました。わかりやすく「何がダメか」をモテないぼくに提示してくれます。

 

「どんなことをしたらモテないのか」という要素がこのいろいろマンには詰まっています。40歳になっても職に就いていないこと、服が変なこと、スケベオヤジなことなど挙げていったらきりがありません。最初は極端なダメオヤジやな〜と呑気に観ていたのですが、後半に自分にも心当たりがあるとおもった箇所に出会いました。それは、8:04くらいから始まる「話題」のところです。

 

自分に関心のある話題はべらべら喋る、相手に制止されようと疎まれようと喋る、関心のない話題は自身の得意な話題に無理やりにでも切り替えて喋る。これ、すごく心当たりがあります。

このコントでは「色」を話題としているため面白おかしく見えますが、実際この話題は「スポーツ」にもなりうるし「音楽」にもなりえます。話題がどんなものであろうと「喋る」ことにしか重きを置かない人間はモテない、距離を置かれてしまうということに気がつきました。

 

ぼくはあまり喋るのが上手くありません。流行りの言葉で言うところの「コミュ障」というやつですね。「人見知り」というわけではないのですが、ただただ喋るのが下手です。その原因に、「話の要点をまとめきれない」という人間生活を送るうえで致命的な欠点があります。

人が何かを話したい時、その頭の中にはケバブのような話題の塊があります。話すのが上手い人は、「美味しいところ」がどこだかきちんとわかっているため、そこを瞬時に切り出し相手にサーブすることができます。これがバチっと決まる人の周りには多くの友人がいます。モテるのです。

逆に、ぼくのように話すのが下手な人はどこを切って相手にサーブすればいいかの検討がなかなかつけられません。ゆっくり考えれば何とか対応はできるのですが、基本的に会話のスピードは速くついていけません。うまくケバブが切れず、思わずとんでもない量の料理を提供しちゃったり、どの肉をサーブするか迷ってるうちにお客さんが帰ってしまったりすることが往々にしてあります。また、「ケバブ全部を食べてほしい」といってバカみたいに一から十まで喋りたおしてしまい、相手が興ざめしてしまうこともしばしばあります。これではモテの道から遠ざかってしまいますね。

こういった事態に対応するために、話すのが下手な人がとりがちな方策が二つあります。一つ目は「あらかじめサーブする分を切っておく」ことです。話す前から話題をこちらで用意しておき、相手に有無を言わさず食べさせる。これは先程の「いろいろマン」と同じ手法ですね。相手がその話題にはまれば万事OKですが、なかなかそううまくはいかないです。ぼくは「喋る」ことに意識が向きすぎて、「コミュニケーション」ができなくなってしまう向きがあるので、なるべく相手の反応を予測し、「会話」をできるようシミュレートしています。

二つ目は「相手の提供する肉を食べ、感想を言う」ことです。相手が「話したいこと」を話せるよう相槌をし、興味を持ったところをつついて話を膨らませていきます。ぼくはこっちの方が苦にならないのでよくこう立ち回ります。ただ、相手の「話したいこと」を汲むのは難しく、合いの手で料理が冷めてしまうこともしばしあります。また喋らない人同士でこの戦法を互いに取るとその場で冷戦がはじまってしまうので、これもほどほどにしなければなりません。

 

話が下手な人にとって、会話は「1か0か」の二択になりがちです。とにかく喋りまくるか、とにかく聞きまくるか。適切に自分の言いたいことをサーブできない人にとって、会話はエクストリームスポーツです。話したいことを的確に編集し、発信する。瞬発力を切らさずにひたすら言葉を繋いでいく様を見ると、会話は「キャッチボール」というよりむしろ「卓球」と例えたほうがいいでしょう。

でも、モテる人は「コミュニケーション」を楽しむことができる人なのです。モテる人はいろんな人といろんな話が「楽しく」できる人です。もちろんぼくにも気の合う友達はいるし、そういった人たちとのかかわりはこれから長い間続いていくと考えているのですが、モテ道を歩むためにはもう一段階上に進まなければなりません。会話をエクストリームスポーツと考えている自分にとって、「様々な人と疲れず楽しくコミュニケーションできる」というモテテクは夢のまた夢です。

 

会話が難しくてやってられないというモテテクを諦めたそこのあなた!ブログをはじめましょう。

基本的に片道のコミュニケーションで壁当てと同じです。あなたがどんな部位を切り取ろうが、あるいは骨をサーブしてしまおうが、あろうことか肉をそのまま客に出してしまったってかまわないのです。誰も怒る人はいません(スルーはされるけど)。気を楽にして、喋り足りないことをがんがん発信しましょう。ビバ!モテない人間!

 

最近ぼくの周りでブログを始める人が増えてきて、嬉しいトサカでした。

ではでは。