後藤を持ちながら

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吹奏楽から仮面ライダーまで

帰省3 走る忍者

こんにちは、トサカです。

 

母方の祖父母に会いに、福岡に行きました。祖母が一度倒れて以降、あまり活気のない印象があったのですが、昨日は前に会った時と比べてずっと元気そうでした。本当に良かったです。祖父は去年から思い立って「英語教室」に通い始めたらしく、机に沢山のNHK英語教材が置いてありました。この歳になるとなかなか単語が覚えられんわと嘆きながらも、その姿にはまだまだ止まらないというエネルギーに満ち溢れていました。

 

さて、昨日は大方の時間を車の中で過ごしました。車内でぼくは「忍者」に関する妄想を思い出していました。「走る忍者」の妄想、みなさんはしたことがありますか?

車や電車の窓の外には景色が広がっています。高速で動いていく風景には、いくらかの凸凹が存在します。摩天楼や特徴的な寺院、森林や海岸、そしてそれらと乗り物が走る道を仕分ける柵。これらには多かれ少なかれ高低差があります。この高低差を利用して「忍者を走らせる」人がいるそうです。

忍者は背景となる風景の凹凸部をひたすらに走ります。障害物となるビルや柵を飛び越え、乗り物に乗っているぼくらと並走する、そんな妄想をする人が多いそうです。

 

暇さえあれば頭の中で「スーパーヒーロー大戦」が繰り広げられているほど妄想が好きです。今ここで学校に悪党が現れたらどう立ち回るか?なんて意味のない考え事をしながら授業を受けていました。ちなみに自分は小心者なので「どう逃げようか」ばかり考えていました。

ただ、「走る忍者」の妄想に関してはぼくはあまりやってきませんでした。今日は暇なのでやってみようと思い立ったのですが、これが意外としんどいのです。自分から近いところにあるガードレールなどを走らせると、そのめまぐるしく変わる景色に酔います。美しさに対してとかではなく、酔います。即刻忍者はドロップアウトします。しかし、自分から遠いところを走らせていると、彼は走ってくれなくなります。ゆったりと上り下りをするだけで、アクロバティックさ0です。何も楽しくない。

この妄想を楽しむには、もう少し乗り物に強くならなければならないと心に強く誓いました。

 

ではでは。