後藤を持ちながら

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吹奏楽から仮面ライダーまで

みそ沼

こんにちは。トサカです。

 

社会人になって大きく変わったことの一つに、
家の立地がものすごくよくなったことが挙げられます。

会社の帰りにスーパーに行って買い物をする。
そんな当たり前のことができるようになったのです。最高。

買い物できる環境になったので、
それにつられて自炊をする機会も増えました。

 

その中で、一番難しいと思った料理が味噌汁です。

これがなかなかおいしくできない。
きょうは、浅いと読み違えて安易に足を踏み入れ、
味噌汁の沼にはまってしまった話をします。

難しさはいかに生まれるか

味噌汁を作るために必要な手順はたった三つです。

 

  1. パックでだしを取る
  2. その汁で具をゆでる
  3. みそを解く

 

たったこれだけ。でもこれが難しい。

 

味噌汁の味を決める要素は、二つあると思っています。

 

まずは、みその配分です。
味噌汁の味のベースとなる部分ですね。

ある程度は目分量で入れていても大丈夫。
ちょっとくらい濃い/薄いくらいだけならば
あとで調整が効きます。

 

そして、忘れちゃいけないのが具材の味。

これを調節するのがなかなか至難の業なのです。

具材によって味噌汁の特徴が大きく変わるので、
それにあったみその味付け、調理をしなければならないのです。

 

例えば、豆腐とわかめ。
王道の具材ですね。
しかし豆腐を味噌汁に入れると、
味が薄まってしまう可能性があります。
キッチンで味見して、少し濃いかな?と思えるくらいの味付けにすると
美味しく仕上がっています。

 

また、白菜やキャベツなどの根菜は、
独特の甘みが出ます。
あまりみその味が強すぎると、
みその酸っぱさと野菜の甘さがぶつかり、
いまいち締まらない汁物となってしまいます。

 

じゃがいもなんかはどうでしょう。
味自体は非常にあっさりしており、
保温性も高いため寒い日に食べると体が温まります。
しかし、火を通す時間が短すぎると固いまま、
逆に長すぎるとじゃがいもがほろほろと崩れてしまいます。

 

このように、味噌汁は入れる具材によって
作り方を微調整しなければいけません。

それぞれの食材の持つ特徴はわかっています。
わかってはいるんですが、いざ作ってみるとやはり味が決まらない。
汁物の恐ろしい所はキッチンで味見したものと、
実際に食べるものの味の落差が大きいことです。
これが結構つらい。

 

でも、みその配分と具材の味が見事にマッチした日は
なんとも言い難い喜びの気持ちが湧き出てきます。

汁物は次の朝まで食べられるので、
美味しい味噌汁ができると次の日の朝まで
いい気持ちで迎えることができます。

 

味付けに対する加減は、これから経験を重ねていくことで
ある程度は慣れていくと思います。
今日も美味しい汁物を作れるよう頑張ります。

 

ではでは。

 

36:57