後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

同居生活

こんにちは、トサカです。

みなさん「ポリゴンショック」ってご存知ですか?

 

ポケモンショック - Wikipedia

簡単に言えば「ポケモンのアニメで光の点滅が激しかったため、子どもが体調不良になった。」という類のものです。ここでいう「体調不良」の一つに「てんかん」があります。

自分はこのてんかんと、浅からぬ因縁を持っています。今日はこの話をしていきましょう。

 

初めて発作が起きたのは中学三年生の秋。

その時自分はnintendo DS Liteで「星のカービィ 鏡の大迷宮」に夢中でした。決して簡単ではないのだけども、頑張って何回かチャレンジすればクリアできるステージが多く、ゲームが苦手な自分でも楽しめる名作でした。

部活もこの時期は引退し、朝から楽しく遊んでいた…つもりでした。

ふと気がつくと救急車の中。あとから話を聞くと誰もいないリビングで一人倒れていたらしいです。

ここから、ぼくとてんかんの長い同居生活が始まりました。

 

てんかんで救急車に乗せられた回数は三回です。

星のカービィを遊んでいた時、遊戯王を遊んでいた時、数学の授業を受けていた時です。

最初に倒れたときはそれはもう家族全員が神経質になって、「二度とゲームをしないこと」を約束させられました。でも、三回目にもなるとみんなの反応も慣れたもので「あーおつかれおつかれ」くらいのものでした。

数学の授業中に倒れることができたことで、「あーちょっと数学の授業は身体に悪いんで休みます」とサボれる言い訳もできたはずなのに、倒れた後も真面目に授業を受けていた自分はえらいと思います。

その後は「一応」倒れるまでには至っていません。(危ない時期は何度かありましたが…)薬を毎日服用して、症状を抑えています。

 

仮面ライダーエグゼイドを好きな理由の一つに、「持病との向き合い方」があります。自身が罹っている病気が治癒されればハッピーエンドだ。という話になっていないのです。けっしてすぐに治るようなものではないからこそ、病気と一緒にこれからの生活を共にしていく。

そんな話の展開になったとき、程度の差こそあれど自身の境遇と物語の中の人物を重ね合わせることができました。

 

恐らくこれからもうしばらくてんかんと一緒に過ごすことになるでしょう。適度に彼を抑えつつ、日々を過ごしていきたいと思います。

 

ではでは