後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

ピアニッシモ

こんにちは、トサカです。

 

誰かに教えてもらった譜読みの方法がいろんなところで応用効きそうなので、今日はそれについて書いていきたいと思います。

 

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自分は、吹奏楽部で打楽器を演奏していました。

打楽器ではたくさんの楽器に触れることができるのが大きな魅力です。今でこそ自分が好きな楽器であるシンバルを中心に叩いているのですが、高校生の時はもっと幅広く色々な楽器を練習していました。

 

ただ、自分はピアノ経験がないため、譜読みにはだいぶ苦戦していました(今もしてますが)。

鍵盤楽器ティンパニを叩くとなった時に、音階がさっと読めない。リズムは何とか叩けるんだけど、メロディをどうたたけばいいのか…。

どういったことに注意をして楽譜を読めばいいのか。そもそも読むとは何なのか。悩んでいた時期がありました。

 

譜読みに関する教えについていろいろと調べていく中で、こんな話に出会いました。

 

楽譜をもらった時には、まずはすべてピアニッシモで歌いなさい。

本当に歌いたいところは、気づかぬうちに心を込めてるから。

 

誰が言ったかとか、どんな媒体で読んだかとかは一切覚えていないのですが、この言葉だけは今でも強く印象に残っています。 

 この言葉に出会って、技術的なことは何も変わりませんしたが、譜読みするときの姿勢は変わりました。簡単なメロディを小さく、なるべく平坦に叩いてみて、「我慢できない。もっと情感込めて叩きたい!」と思ったところを探すようになりました。

 

現在はわりと単音の楽器(シンバル、タンバリンなど)を中心にしていたこともあり、わざわざ上記のような音取りはしていないのですが、自分は管楽器奏者の人たちがどんなふうにメロディを吹いているのかを観察するようになりました。

 自分がいるバンドではどの箇所で「心を込めて」いるのか。観察するとなんとなくわかってくるようになってきます。

多くの人が「心を込めたがる」箇所のシンバルは少し華やかに叩いてみたりしていました。それだけで曲に花を持たせることができます。

 

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んで、この譜読みの方法って、ブログのテーマを探す時の方法とすごく似ているんですよね。

 

自分が何かを読む、聴く、体験するときは、なるべく自分の解釈やら感性やらを抑えるようにしています。

これらの余計なものを限りなく’ピアニッシモ’に近づけ、体験をなるべくそのままの形、相手の意図したとおりの解釈で受け取ろうとするのです。

 

しかし、入力することに集中していると、そこから感想、反発、疑問、違和感が芽生えます。

入力された体験が自分を介するときに、そのまま素通りすることはほとんどないと思います。どこかで必ず引っかかる。その引っ掛かりが重要なのです。

自分の興味関心はどこにあるのか、どの箇所を’ピアニッシモ’で済ませられないのか。

この引っ掛かりを探り、文章の形に変えると、自然とブログのテーマは定まってきます。

 

①まずは自分の感性をピアニッシモにすること

ピアニッシモで済ませたくない体験があれば、それを文章にすること

 

これが、現在の自分のブログのテーマの探し方です。

文章に困った際には意識してみてください。

 

ではでは