後藤を持ちながら

後藤を持ちながら

吹奏楽から仮面ライダーまで

帰省 その1

こんにちは、トサカです。

 

死の恐怖を感じた瞬間の一つに、フリーフォールがあります。

吹奏楽部のパートの後輩たちと、大阪の一大テーマパーク「ひらかたパーク」に行った時に、初めてフリーフォールに乗りました(おそらく人生最後の機会です)。

その時は久々に遊園地に行ったのですが、ひたすら死にそうな思いをしながら絶叫マシンに乗っていました。高いところから低いところに、これまで体感したことのないようなスピードで突っ込むという体験が苦手だということに初めて気づけました。じわりじわりと高い場所へ向かうところも、ぐわんぐわんとコーナーを曲がることで三半規管がイカれてしまうところも嫌いです。イヤイヤ文句を言えば言うほど後輩に爆笑されてしまうので、仕方なく付き合っていましたが大変でした…。

その中で一番怖かったのがフリーフォール「メテオ」です。

 

50mの高さまで「昇ってしまった」人がほぼ自由落下に近いスピードで落ちるのですが、これがめっぽう怖い。安全が確保されているのは重々承知の上で、それでも15階のビルから突き落とされるような感覚がありました。ガタコンという音とともに上から釣っていた糸が切れ、そのまま落ちて行くのです。

人が本当に恐怖を感じた時、叫び声さえあげる余裕がなくなってしまうというのが大きな発見でした。落ち始めた瞬間は本当に声にならない息しか発することができませんでした。「はーっ!はーっ!」という呼吸しかできていません。呼吸といっても形だけのもので、とうてい息が肺に入ってはいませんでした。少し落ち着いたタイミングで(落ち始めて3秒くらい経った頃)、「あれ、いま呼吸していないかもしれない」とようやく考えを働かせられるようになり、お腹の底から叫び声をあげることができました。もうフリーフォールは懲り懲りです。

 

昨日は飛行機に乗りました。

窓側の席を取れたので、そこから下を覗いたのですが、フリーフォールの時に体感した「足が地についていない」という恐怖に似た感覚を味わうことができました。自分の遥か真下まで「何もない」状態があるという事実は、どうしようもなく恐ろしいです。ただ、朝早いということもあり恐怖を掻き立てる間も無く眠りに落ち、結局宮崎まで熟睡していました。

 

というわけで、久々の宮崎です。楽しい帰省にするぞ〜。

 

ではでは。